Scan EssentialsがStudioファミリーに仲間入りしました

TrimbleがScan Essentials with SketchUpの発表したのは少し前ですが、その賞賛の反応が多いことに驚きました。
そのような事情からScan Essentials(Windows版のみの拡張機能)がStudioサブスクリプションに含まれることになったのです。この機能の追加に際して、Studioを起動すると新しい機能が加わっています。なんといっても、点群データファイルを簡単にSketchUp Proにインポートすることができるようになったのです。

まずはTrimble’s Scan Essentialsの使い方を学習してください。Scan EssentialsはSketchUpProに点群データを直接インポートして表示・モデル化できるのでワークフローの早い段階でプレゼンに付加価値与えることができて、プロジェクトの「完成」の状態を正確にシミュレートできます。プロでなくても初心者が色々なファイル形式(E57、RWP、LAZ、TZF、LAS、PLY)を使用して、点群データを正確な3Dモデルにすばやく簡単に変換できるようにします。

Scan Essentialsを活用することで、ワークフローの効率が向上し、現地調査から設計・建設・建設後までのプロジェクトの各段階での統合が改善され、複雑なプロジェクトでも成功の確率があがります。私たちが特にお勧めしたい主な機能を紹介します。

  • 正確な描画のために点群を利用して直接モデル化
  • ポイントクラウドマネージャーで直感的に色と透明度を調整可能
  • モデルを点群と比較して、検査ツールでモデルの精度を確認
  • クリッピングボックスでズームインし、特定のセクションに焦点を合せる
  • フィールド内のすべてのスキャンデータと3Dモデルを同時に表示可能
  • 高機能ツールバーを使用して断面図を作成
  • スキャンデータをモデルに合わせる
  • 回転および移動ツールを使用して点群を簡単に追加
  • 3Dギャラリーモデルをポイントクラウドに組み込むことで、モデリングプロセスを大幅にスピードアップ
  • LayOutに直接エクスポートして、点群データを2Dで文書化

注目の機能(再生順):検証ツール、LayOutとの連携、移動ツール、クリッピングボックス、セクション&ビジュアライゼーションモード、点群マネージャ。家の画像はMarco Chiarello氏の好意によるものです。

Scan EssentialsはTrimble’s 3D レーザースキャナや他社のレーザースキャナー、さらにはドローンの写真測量データなど、さまざまな業界のハードウェアおよびソフトウェアと相互運用できます。

レーザースキャナやドローンを持ち合わせてない場合などでも安心です。Scan Essentialsではモバイルデバイス(iPhone12やiPadProなど)のスキャンアプリケーションから生成されたPLYファイル形式をインポートできます。 Scan Essentialsを利用すればスキャンからBIMへのワークフローを誰もが利用できるようにします。

動画でワークフローがどのようにScanEssentialsを実際に使用する方法をご覧ください。

SketchUp + Scan Essentialsの利用

点群データをインポートできるとワークフローの複数の部分で作業が容易になることがわかっています。すこしの前のブログ(英語)ですがよろしければご覧ください。

コロラドを拠点とするSketchUpのエキスパートでランドスケープアーキテクトのDaniel Tal氏にドローンからのスキャンデータをScanEssentialsを介してSketchUpにインポートする作業についての一連の流れを確認してもらいました。

Danielは、デンバーを拠点とする企業DHMDesignの3Dビジュアライゼーションおよびドローンマネージャーです。造園業界に22年間携わっており、現在は現場設計とインフラに取り組んでいます。 SketchUpでのモデリングから点群データを取得する飛行ドローンまで、ダニエルがこの技術コンボをどのように機能させるかをご覧ください。

デンバー自然史博物館のプロジェクトの点群データを取得。上記イメージはDaniel Tal氏からの提供

Scan Essentialsはワークフローにおいてそのような非効率性を解決しましたか?

私にとって、SketchUp内ですべてを実行できれば、ワークフローは素晴らしいものになります。 この統合によりそれが現実になりました。 今までのように点群データを表示するために複数のアプリケーション間を移動する必要がなくなり、数時間から数日を節約できたと思います。またモデルを地理的に配置でき、正確性があがります。 最終的にプロジェクト全体で単一のデータソースを維持できることはプロジェクトにとって大きなメリットです。

ワークフローでScanEssentialsを使用することでどのようなメリットがありますか?

SketchUpの優れた点の1つは他のモデルを参照ファイルとして取り込むことができることです。これは私が知っている唯一のプラットフォームです。

クライアントにプロジェクトのプレゼンを行う際などSketchUpでライブの状態でプレゼンテーションを行うことができます。連邦政府機関との共同作業では、LIDARファイルを使用して操作し、プロジェクトを直接組み込むことができます。

“信じられないほど簡単で、私のチームとクライアントの時間を節約に貢献しました”

あなたの通常のワークフローはどのようなものですか?

Trimbleのテクノロジースイートを使用する際の私の主な目標は、すべてのデータを一緒に活用して、クライアントにより大きな価値を提供できるようにすることです。Trimble SiteVisionを使用して、ドローンに必要な地上制御点を収集します。

ドローンは現場の上空を飛んでデータポイントを収集し、地形データと正確な測定値を取得して、地形を正確にモデル化できるようにします。 ドローンが取得したデータはプロジェクトチーム全体で利用が可能なSketchUpProに組み込まれれば、今以上にデータの活用が可能になり現場の評価ツールとして確立されます。

点群を使用して地形データをキャプチャ。上記イメージはDaniel Tal氏からの提供

この包括的なデータセットにより、理解しやすいグラフィックを作成することが可能になり、これらは設計を開始するための強力な基盤を提供し、プロジェクトの前と後を確認できます。

データを価値あるものにするにはどうすればいいですか?

もしドローンがない状態であれば、衛星画像や航空写真を依頼して手に入れなけれはならす、これには時間と費用がかかります。現在ではドローンを飛ばして、点群データをほぼ瞬時に取得できるようになりました。 さらに取得したデータは瞬時に提案用の資料作成で使用できるという・・クライアントの求めるプロセスにすぐに取り掛かれます。

スキャン情報を使用すると、現況を最初からモデル化する必要はありません。データはすでにあります。3DモデルまたはSiteVisionでの設計から、建設と管理、建設後のレビューにすばやく移行できることを意味します。

“最終的に、点群は様々なデータの中で最も豊富なデータですが、それがワークフロー全体にもたらすメリットは非常に貴重です。”

住宅建設プロジェクトのために、ポイントクラウドデータをSketchUpに直接取り込みます。 点群を使用すると、道路を最初からモデル化する必要がありませんでした。上記イメージはDaniel Tal氏からの提供。

Danielの作品は、Scan EssentialsとSketchUpを組み合わせた一例にすぎません。別の顧客がロジスティクスでScan Essentialsをどのように活用しているかの最近のケーススタディをご覧ください。

Scan Essentialsとは…

使用方法についてはSketchUp Campusの詳細なコースをご覧ください。

Scan Essentialsを使用する準備はできましたか? SketchUp Studioのサブスクリプションをお持ちの場合にはアカウント管理ポータルに移動し“My Products”の下のScan Essentialsに移動して、WindowsマシンにScan Essentialsをインストールするか、Macの場合にはBootcampを利用してScan Essentialsをインストールします。 [ダウンロード]をクリックすると、Extension Warehouseに移動してダウンロードを完了します。
※Bootcampでご利用いただいている場合のサポートは致しかねます。

Scan Essentialsをダウンロードしたら、SketchUpモデルで練習するサンプルの点群をダウンロードしてください。ダウンロードはこちら

リリースキャンペーンとして販売価格:120,000円(税込:132,000円/1年間利用可能なライセンス/V-Ray日本語アドバンスドサポートセット)で提供いたします。
このキャンペーンは2021年7月26日(月)18:00で終了しますのでお見逃しのないようにしてください。
SketchUp Proサブスクリプションの機能に、V-Ray、Scan Essentialsを加えて利用できるチャンスです。

Scan EssentialsはWindowsユーザーのみが利用でき、教育者向け/学生向けSketchUp Studioサブスクリプションでは利用できませんのでご了承ください。

利用規約

SketchUp Studioの初期導入の価格(リリースキャンペーン)に関して2021年7月26日(月)18:00までのご注文が有効です。
この価格はSketchUp Studioサブスクリプションの1年間の利用に関してのみ適用されます。また現在、すでに既存のSketchUp Studioサブスクリプションをご利用の場合にはこの価格で1年間は更新が可能です。1年を過ぎた後はこの価格の適用はありません。すでに注文されたものに関して、後付けでの価格の適用はありません。
その他、期限内においても突然、価格を変更する可能性がありますので予めご了承ください。


アルファコックスでは2つのSketchUp Studio製品をご用意しています。

  1. SketchUp Studio サブスクリプションライセンス Windows版—V-Ray日本語アドバンスドサポートセット
    *V-Rayの日本語マニュアル提供およびサポート対応が付属します
  2. SketchUp Studio サブスクリプションライセンス Windows版—V-Ray ノンサポート
    *V-Rayの日本語マニュアルの提供およびサポート対応はありません

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