3DCGの活用事例7選!3DCGの仕組みやメリットも解説
ゲームやアニメ、映画などでよく耳にする3DCG。3DCGは、エンターテインメント界に限らず、製品デザイン、企業の広告といったさまざまな業界でも活用されています。
本記事では、3DCGの仕組みや利用するメリット、3DCGの活用例を紹介します。3DCGをビジネスに取り入れたい方はぜひ参考にしてください。
目次
3DCGとは
3DCG(3 Dimensional Computer Graphics)とは、3次元コンピュータグラフィックスの略称です。3次元データを利用して画像や動画を作成し、実世界のように描画する技術を指します。
3DCGについて詳しくは「3DCGとは?その活用シーン、ソフトの選び方について解説」で解説しています。
3DCGの活用事例7選
ここでは、3DCGの活用事例や活用されているシーンを7つ紹介します。
1. ゲーム
ゲーム業界において、3DCGは欠かせない技術となっています。
現実世界のようなリアル感、キャラクターの表現、臨場感を得られる背景などゲームの世界では独特な世界観が作られており、クオリティは日々進化し続けています。
例えば、人気ゲームシリーズ『ファイナルファンタジー』や『ゼルダの伝説』では、3DCGを駆使して美しい世界観を作り出しています。これにより、プレイヤーはより没入感のあるゲーム体験を楽しむことができます。
2. アニメーション
アニメ業界においても3DCGの技術は欠かせません。
3DCGを取り入れることで、キャラクターや背景などにおいてリアルでなめらかな動きが可能になります。今や多くのアニメシーンで3DCGが活用されています。
例えば、ディズニーやピクサーの映画では、生き生きと動くキャラクターや壮大な世界観を3DCGで作り上げています。近年は3DCGをフル活用したアニメーション作品も登場しており、今後ますます3DCGの技術が一般的になると考えられています。
3. 映画業界
映画業界でも、3DCGは広範囲で活用されています。
特にアクション映画やファンタジー映画などでは、3DCGの技術を活用することで、現実では再現が難しいシーンを作り出すことができ、クオリティの高い作品に仕上げることができます。
『アバター』や『アベンジャーズ』シリーズなどの大ヒット作がその代表例で、キャラクターや背景の多くが3DCGで作成されています。これにより圧倒的な迫力とリアリティを持つ映像が実現し、多くの観客を魅了しています。
4. 建築業界
建築業界においても、3DCGは重要な役割を果たしています。
建築設計者やデザイナーは、3DCGを用いて建物のデザインをリアルに再現し、精度の高い設計を行います。3DCGを使用することで建物の外観や内装、周辺環境などをクライアントへ具体的かつ視覚的に伝えることができます。
5. 広告業界
広告業界においても3DCGは大いに活用されています。
商品や製品のプロモーションやブランドイメージの強化において、その効果は絶大です。3DCG広告は、2次元広告よりも視覚的なインパクトが強く、視聴者の関心や興味を引きつけることができます。これにより、広告の訴求力が大幅に向上し、マーケティング効果を最大化することができます。
6. プロダクトデザイン
プロダクトデザインの分野でも、3DCG技術は広く活用されています。
商品や製品のコンセプトを考えてデザインする場面において、仕上がりイメージを3DCGで作ることが可能です。3DCGで作ったものは、さまざまな角度から確認することができるため、修正したい部分が出てきた場合など、フィードバックを迅速に対応でき、開発プロセスの効率化につながります。
7. VR/AR
VR(仮想現実)やAR(拡張現実)の分野でも3DCG技術は非常に重要です。
3DCGの技術と組み合わせることで、リアルな仮想空間が作られます。これにより、実際は体験していないのに、まるでその場にいるかのような疑似体験が可能となります。ユーザーはその世界に没入することができるでしょう。
VRについては「VRとは?仕組みや活用シーンなどをわかりやすく解説」で、ARについては「ARとは?仕組みや種類、活用シーンなどをわかりやすく解説」で解説しています。
3DCGの活用メリットとは
ここでは、3DCGを活用するうえで得られるメリットについて解説します。
リアルでイメージしやすい、リアル以上に難しい表現が可能
3DCG技術を用いることで、現実世界に近い質感や光の反射、影の表現が可能となり、リアルなイメージを映像化できます。また、実写での表現が難しい場合でも、3DCG技術を加えることで臨場感のある見せ方や表現が可能になります。
制作コストの削減、作業効率化につながる
3DCG技術を活用することで、立体的に完成イメージを閲覧できるため、設計段階での手直しを迅速に反映させることができます。これにより試作品にかかる費用や工数の削減が実現し、プロジェクト全体の進行をスムーズに運ぶことが可能になります。
360度さまざまな視点、角度から見ることができる
3DCGは立体的に作成できるため、対象物を360度から確認できます。出来上がった3Dモデルは回転させながら拡大したり縮小したりもできるので、設計の細部など見落としがちな部分をチェックしやすくなります。
3Dモデルについては「3Dモデルの作り方は?3Dモデルで実現できることや作成ソフトの選び方について解説」で解説しています。
まとめ
今回は、3DCGについて、活用シーンや利用するメリットについて解説しました。
3DCGは、ゲーム業界や映画業界だけでなく、製品開発や建築業界に従事するクリエイターにとっても、その知識や技術の習得が求められるようになっています。
SketchUpを活用すれば、初心者でも簡単に3Dモデルの作成ができます。3DCGの制作の前に、まずは3Dに関する基礎をしっかりと学び、少しずつスキルを磨いていくことをおすすめします。
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