無料で体験できる3Dモデリングソフトとは?ソフトの選び方もあわせて紹介!【初心者向け】

無料で体験できる3Dモデリングソフトとは

3Dモデリングソフトは、3Dモデルを作成する際に利用するソフトウェアであり、建築デザインやゲーム開発、映画やアニメーションなど幅広い分野で活用されています。しかし、初めて3Dモデリングに挑戦する方にとっては、どのソフトを選べば良いのか迷うことが多いでしょう。そんな方には、評価版ソフトを使ってみることをおすすめします。
本記事では、無料で体験可能な3Dモデリングソフトやソフトの選び方のポイントを解説していきます。

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3Dモデリングとは

3Dモデリングとは、ソフトウェアを使って立体的な3次元のオブジェクトを作成する工程のことを指します。3Dモデリングの技術は、映画・アニメやゲームのキャラクターデザイン・建築設計・製品デザインなど、さまざまな業種分野で活用されています。
3Dモデリングについて詳しくは、「3Dモデリングとは?表現の種類や3Dモデリングソフトの選定ポイントなどを解説」で解説しています。

3Dモデリングの表現方法には何がある?

ここでは、3Dモデリングの表現方法を解説します。

サーフェスモデル

サーフェスモデルは、表面を組み合わせて3Dモデルを形成する表現方法です。外観を重視する場合に適しており、キャラクターデザインやアニメーションといった 分野でも頻繁に使われています。サーフェスモデルは、複雑な形状を詳細に表現できるため、リアルな質感や細かいデザインを作成するのに向いています。
サーフェスモデリングについての詳細は「サーフェスモデリングとは?そのメリットや活用シーン、基本機能を解説」の記事で解説しています。

ソリッドモデル

ソリッドモデルは、体積や重量などのデータを持った中身のある3Dモデルを作成する表現方法です。おもにエンジニアリングや製造業で広く利用されており、とくに機械部品や建築物の設計に適しています。ソリッドモデルは、体積や質量、重心などの物理的特性を正確に計算できるため、実際の製品設計において非常に重要な役割を果たします。

ワイヤーフレーム

ワイヤーフレームは、頂点と線のみで3Dモデルを表現する方法です。このタイプのモデルは、物体の輪郭やエッジを簡潔に表現するため、全体の構造を把握しやすいという特徴があります。ワイヤーフレームは、とくに初期段階のデザインやプロトタイプの作成に役立ちます。

3Dモデリングソフトを選ぶ際に意識すべきポイント

ここでは、3Dモデリングソフトを選ぶ際のポイントを紹介します。

用途にあわせて選ぶ

自分がどのような用途で3Dモデリングソフトを使用するのかを明確にすることが重要です。
たとえば、建築デザインやゲーム開発、アニメーション制作、製品デザインなど目的によって適したソフトが異なります。
一例として、建築デザインにはSketchUp、ゲーム開発やアニメーションにはBlender、ゲーム向けの素材やキャラクターデザインにはMetasequoia 4、製品デザインにはFusion 360など用途に特化したソフトを選ぶことで、作業効率が大幅に向上します。

PCのスペックやソフトの価格で選ぶ

PCのスペックや3Dモデリングソフトの価格も重要な選定基準となります。高機能な3Dモデリングソフトを利用するには、その分PCのスペックも高いものである必要があります。
たとえば、BlenderやMayaなどの高機能ソフトは、CPUやGPUの性能が高いパソコンでないとスムーズに動作しないことがあります。自分のパソコンのスペックを確認し、それに見合ったソフトを選ぶことが大切です。

3Dモデリングソフトを選ぶ際に確認しておきたいPCのスペックに関しては「3Dモデリングに必要なPCスペックとは?スペックの見方や選定ポイント、選ぶ際の注意点を解説」で解説しています。

体験版があるソフトを選ぶ

数ある3Dモデリングソフトのなかでも、体験版が提供されているかどうかも重要なポイントです。体験版をダウンロードし、実際にソフトを使ってみることをおすすめします。
とくに3Dモデリング初心者にとっては、使いやすさやインターフェースの直感性は重要なため、体験版を試すことでそのソフトが自分に合っているかどうかを判断する材料になるでしょう。

SketchUpの評価版はこちら

【無料体験版あり】おすすめの3Dモデリングソフト3選

ここでは、おすすめできる3Dモデリングソフトを3つ紹介します。

Blender

Blenderは、オープンソースの3Dモデリングソフトであり、無料で利用できる点が大きな魅力です。また、有料の3Dモデリングソフトと変わらない多機能なソフトなので、利用ユーザーも多いです。さらに、使いやすいチュートリアルや日本語対応のマニュアル、コミュニティサポートが充実しているため、学習リソースには困らないでしょう。
ただし、Blenderは3Dモデリングだけでなく、アニメーションやレンダリングなど機能が多く充実している分、初心者の場合は慣れるまでに時間がかかるかもしれません。

Metasequoia 4

Metasequoia 4は、日本製の3Dモデリングソフトで、日本語の解説やコミュ二ティが多いのが特徴です。また、動作が軽いので低いスペックのPCでも利用しやすくなっており、初めて3Dモデリングに挑戦する方でもスムーズに使い方を覚えられるでしょう。Metasequoia 4は、基本的なモデリング機能はもちろん、テクスチャの貼り付けやボーンの設定、キャラクターのモデリングなど、3Dモデリングに必要な機能も充実しています。

SketchUp

SketchUpは、直感的な操作性で使いやすく、シンプルなインターフェースが特徴です。SketchUpは、3Dモデリングソフト初心者からプロフェッショナルまで幅広いユーザー層に支持されています。とくに建築やインテリアデザインの分野で多く利用されており、その使いやすさから教育機関などでも教材として採用されています。SketchUpなら3Dモデルを誰でも簡単に作成することができます。

3DモデリングソフトならSketchUpがおすすめ

SketchUpは、使いやすさと多機能性から、初心者にとくにおすすめの3Dモデリングソフトです。直感的な操作が可能なため、初めて3Dモデリングに挑戦する方でもすぐに使いこなすことができるでしょう。

とくに注目すべきは「3D Warehouse」という巨大なモデルライブラリです。他のユーザーが作成した高品質なモデルを無料でダウンロードして利用することが可能です。これは製品の効率を大きく向上させることができます。3D Warehouseの利用規約に則りご利用ください。
3D Warehouseについて詳しくは「3D Warehouseの最新アップデートで、必要なものをより早く見つけよう」の記事を参考にしてください。

3D Warehouseのサブスク
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まとめ・自身の用途にあった3Dモデリングソフトを選ぼう

3Dモデリングソフトを選ぶ際には、自分の用途や設計目的に合ったものを選びましょう。
初心者であれば、まずは無料体験版がある3Dモデリングソフトを使ってみましょう。そして本格的に3Dモデリングソフトの利用を考えている方は、無料体験版を通じて有料版ではどういった機能がプラスでできるのかまで確認しておくことをおすすめします。

最終的には、自分の制作ニーズやスキルレベルに応じて、最適な3Dモデリングソフトを選びましょう。

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