iPadは仕事で使える?活用シーンやメリット、iPadを導入している業界などを紹介
さまざまな業界でiPadの活用が広がっています。オフィスワークや営業職、デザイナーなどのクリエイティブな職種ではiPadの業務利用も浸透し、多くのメリットをもたらしています。これからiPadを仕事に生かしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、iPadとPCとの違い、iPadを使うメリットや活用が進んでいる業界などについて解説します。
目次
PCとiPadでできることの違い
仕事に活用する上で、PCとiPadではできる作業やその範囲が異なります。
iPadはコンパクトで持ち運びが容易なことに加えて、起動速度が速く、高性能カメラと高画質ディスプレイを搭載しているタブレットです。タッチスクリーンとApple Pencilで手書きメモやスケッチをすれば、そのままデジタルデータとして保存することも可能です。
ビジネスで利用できるアプリの充実もiPadの強みです。カレンダーアプリやメールアプリを活用すれば、スケジュール管理やコミュニケーションがスムーズになります。Microsoft OfficeやGoogle Workspaceなどのアプリを使えば、文書作成や表計算、プレゼンテーション作成など、iPadで行える作業も増えます。
iPadOSのマルチタスク機能を使えば、複数のアプリを同時に表示して操作することもできます。画面分割やスライドオーバー機能で、複雑な業務にも柔軟に対応可能です。iCloudにデータを同期すれば、iPhoneなどのデバイス間での連携がスムーズになります。
ただし、PCと比較するとiPadの作業環境は限定されることもあります。たとえば、高度なプログラミングやデザイン作業、大容量のデータ処理が必要な作業にはPCが適しているでしょう。PCは負荷の高い処理や大容量データを使用する作業に、iPadは機動性の高さや負荷の軽い作業、ダブルタップやピンチで拡大できるため画像の確認にも向いています。
iPadを使うメリット
手軽に使えるiPadは、現代のビジネススタイルにマッチしています。ここでは、iPadを仕事に使うメリットをみていきましょう。
ペーパーレス化
iPadを仕事に活用することで、ペーパーレス化の促進が期待できます。PDFなどにデジタル化した資料を利用すれば、書類の印刷や紙の資料をファイリングするなどの保管作業が不要になりますし、環境への負荷も軽減されます。
もちろん、PCを使っても同じことが実現可能ですが、iPadならばデジタル化された資料の閲覧がより手軽になるため、ペーパーレス化の促進にもつながるでしょう。また、その手軽さから業務効率の向上も期待できます。
持ち歩く荷物が減る
iPadはノートPCと比べてもコンパクトで軽量なため、持ち歩きやすいというメリットがあります。紙の資料やノート、重いノートパソコンの代わりにiPadを携帯すれば、荷物が減る上に重量も軽くなりますので、移動が楽になるでしょう。
手軽にデータを確認できる
iPadの高解像度のディスプレイと直感的なタッチ操作は、テキスト資料だけでなく、画像や動画を閲覧するのに適しています。画面も大きいため、会議やプレゼンテーションで使用する資料や、データの確認などが手軽にできるのもiPadの大きなメリットです。手元で手軽にデータを確認できるため、意思決定の迅速性にもつながります。
リモートワークに活用できる
iPadはインターネット接続ができるため、アプリをインストールしてリモートワークに活用できます。
たとえば、Web会議やクラウドストレージの利用、ビジネスチャットやスケジュールアプリなどを使って、遠隔地からでもチームとのコミュニケーションが円滑に行えます。iPadを使って仕事の柔軟性を向上させることで、オフィス外での生産性向上も期待できるでしょう。
iPadを活用している業界
業務にiPadを活用している業界は増えています。ここでは、3つの業界についてみていきましょう。
教育業界
教育業界では、iPadを効率的な学習のために活用しています。
従来は、すべての学習を紙の教科書をベースに行っていました。しかし近年、データ化された教材の提供や授業の記録、課題提出などをiPadで行うケースも増えています。
たとえば、動画やアニメーションで提供される教材を使って視覚的に学んだり、図形などの画像にタッチして触覚的に学習したりします。iPadでオンライン授業を行うこともできるため、場所を選ばずに授業を受けられることも大きなメリットです。
医療業界
医療業界では、さまざまなデータをiPadで閲覧したり、手術中のモニタリングを行ったりする用途で活用されています。
iPadを使って患者の情報も管理できます。処方箋の作成などもiPadで行うことが可能です。医療に活用できるアプリも豊富に提供されており、医学の学習などにも役立てられています。今後は、患者が自宅でiPadを使い、オンラインで医師の診療を受けるといったケースも増えてくるでしょう。
建設・不動産業界
建設業界や不動産業界では、多くの業務でiPadを活用できます。
建設業界ならば、設計図や施工図などの建築図面をデータ化して現場でiPadを見ながら確認したり、高性能なカメラを活用して微細な現場写真を撮影したりすることにも活用されています。不動産業界では、部屋を借りたい顧客に対して、iPadでさまざまな物件の外見や内装を見せながら、物件をおすすめすることができるでしょう。
また、Apple Pencilを使えば手書きができるので、建築物を手書きでスケッチしたり、描画ツールを使って3Dスケッチをしたりするなど、活用方法は広がります。
iPadで SketchUpを活用
3DモデリングソフトのSketchUpは、「SketchUp Go」「SketchUp Pro」「SketchUp Studio」のいずれかを購入すれば、iPadで利用できるアプリケーション「SketchUp for iPad」が付属します。
SketchUp for iPadでは、複数枚のPDFやDWG/DXFファイルのインポートやエクスポートも可能です。
Apple Pencilを使えば、手描き感覚で簡単に3Dモデルを作成できるため、iPadを持っていればどこにいても設計ができます。また、Apple Pencilで描いたシンボルに対応したオブジェクトが自動で作成される「自動形状機能」もあります。
インターフェースもiPad専用に開発されており、PCで利用するSketchUp同様に直感的な操作性で、スキルの習得に時間がかかりません。
SketchUp for iPadの詳細については、こちらもあわせてご覧ください。
iPadを活用して仕事を効率化しよう!
iPadを仕事に活用することで、ペーパーレス化やリモートワークに使えるといったメリットがあります。また、デジタル教材を扱う教育業界や、設計図などの図面やデザインを描く建設業界などでも活用が広がっています。たとえば、3DモデリングソフトもiPadに対応するなど、iPadが仕事の効率化や生産性向上を後押しするツールとなっているのです。
参考:iPadのおすすめのビジネス活用術!仕事を効率化する方法やアプリをご紹介 | LIFT
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