SketchUp Diffusionを使ってアイデアやビジョンを具現化しよう
自身の中にあるアイデアやビジョンを、表現することが今までにないほど簡単になりました。新しくリリースされた「SketchUp DiffusionLABS」はSketchUpのプラグインです。生成AIの技術を用いて、3Dモデルのレンダリング画像を即座に作成できます。まさに創造的で有能なユーザーの方々の未来がここにあります。
基本的な3Dモデルからアイデアを膨らませるために、SketchUp Diffusionを使って高速レンダリングしている様子
日頃の業務の中で自身のアイデアを、素早くかつ明確に伝えなければいけない機会があると思います。デザインの可能性は無限にあっても時間は有限であり、限られた時間の中でデザインとプレゼンテーションに使用するパースやレンダリング画像等の作成は今やマスト業務になりつつあり、又それぞれに費やす時間のバランスをとらなくてはいけません。
昨今では幸いにもAIがそれを実現させてくれます。
目次
SketchUpと生成AIがタッグを組んだ
AIには私たちの想像力を掻き立て、新しい可能性を生み出す力があります。私たちSketchUpチームはイノベーションを推進し、又AIが仕事をより価値あるものに変えていくだろうと考えているため、AIを扱いやすく身近なものにするように努めています。
AIはクリエイティブなビジョンを持っていない一方で、私たちが持っているビジョンを表現するには大いに役立ちます。#SketchUpLabでリリースされたDiffusionは使いやすい生成AIを導入し、クリエイティブな作業段階においてインスピレーションを与えます。プレゼンテーションや、コンセプトについて決める際に必要となるレンダリング画像をすばやく生成する画期的な機能を提供します。
ビジョンの具現化に集中する
以下の画像をクリックすると、Trimbleサイトが開き動画をご覧いただくことができます。
8種類あるスタイルプリセットから選択して、生成された画像を吟味します。
生成したい画像の描写をするにはボックス内にプロンプト(キーワード)を入力したり、既に用意されている8種類のスタイルプリセットを使用して画像生成をします。するとフォトリアリスティックを初めとするさまざまなスタイルの画像が生成され、アイデアを表現することができます。
2Dのスケッチ画像からDiffusionでレンダリングした結果です。見比べてみましょう。
ヒント: Diffusionのスタイルプリセットを使い、8種類のレンダリングスタイルを試してみましょう。
アイディアを提案してくれるパートナー
設定のスライダーを使用して、生成画像を微調整できます。モデルの形状を維持するか、テキストプロンプトの影響を強くするかの調節をします。
アイデア出しに行き詰まりを感じたり、または画像生成AIに多くの可能性を感じている場合は、生成したい画像を表すキーワードを入力してアイデアのヒントを見つけてみてください。
設定のスライダーを使用すれば、テキストプロンプトの影響の程度と元のモデルの形状が生成画像内でどの程度維持されるかを調節できます。
例えばSketchUpモデルを使って、建物のコンセプトを決めようとしているとします。建物をどのように見せたいかをテキストプロンプトに記載し、設定スライダーで調節してみてください。 「プロンプトの影響」の値を高くして、「モデルジオメトリを尊重する」の値を低くします。入力したプロンプトの内容に従う一方で、元のモデルの形状は維持されないため生成された画像は想像もしなかったようなものになり、それによって新たなコンセプトを思いつく可能性があります。
逆の設定も可能です。背景・照明・素材感などをこだわりたい場合は、「モデルジオメトリを尊重する」の値を高くして、入力したプロンプトで元のモデルの形状を崩さないレンダリング画像を作成します。
ヒント:使い始めたばかりの場合は、モデルを使用しないでDiffusionのテキストプロンプトへキーワードを入力し、キーワードが形になるのを見てみるのも面白いと思います。
生成した画像をシーンとしてSketchUpに追加
以下の画像をクリックすると、Trimbleサイトが開き動画をご覧いただくことができます。
「シーンを追加」を使用すると、生成した画像をSketchUpモデルに重ねる形で、シーンとして追加します。
3Dモデリング作成による意思決定、アイデア・コンセプト出し・素早く画像生成・コラボレーションのためのツールなど、全てSketchUpで行うことができます。
生成画像を関係者と共有する準備ができたら、「シーンの追加」を使用して、画像をオーバーレイとしてSketchUpのビューポート内に保存します。生成画像と元のモデルが融合したシーンを活用して、クライアントや関係者をあなたのデザインに惹きつけます。理想的なソリューションを特定して、プロジェクトを前進させます。
生成AI技術の恩恵を受ける
以下の画像をクリックすると、Trimbleサイトが開き動画をご覧いただくことができます。
iPadのマークアップモードとDiffusionを組み合わせて、スケッチの状態からフォトリアリスティックなレンダリング画像を生成できます。
想像の可能性を広げる
SketchUp Diffusionを使うことで時間の節約をしながら、自身のスキルを広げたり高めてください。それらのスキルがクライアントを喜ばせることに必ずや繋がるはずです。
Diffusionを試す準備はできましたか?
SketchUp for DesktopでDiffusionをインストールする場合は、Extension Warehouseで検索をしてください。最新バージョンの SketchUp for iPad及びSketchUp for Web では既にツールの中に含まれているため、プラグインのインストールは不要です。
DiffusionはSketchUp Labsプログラムの一環としてリリースされています。SketchUp Go、Pro、Studioのサブスクリプションライセンスを使用中のユーザー、評価版をお使いのユーザーは期間限定でご利用いただけます。
※生成AIではかなりの処理リソースを必要とします。サブスクリプションライセンスを使用している方は、ラボでDiffusionにアクセスすることは追加費用の対象にはなりません。
ご意見をお待ちしております
印象的、予想外で面白い生成画像が得られましたでしょうか。 皆さんがDiffusionをどのように活用するのか、または何か思いつくことがありましたらぜひ聞かせてください。フィードバックは以下のSketchUpコミュニティ、又は#SketchUpLabsのソーシャルメディアで他のユーザーと共有できます。
重要:データ収集について
Trimble の一般製品規約及びプライバシーへの取り組み従って、SketchUpはDiffusionの使用時に、以下を含む匿名化されたデータを収集します。
- ● 拡散パネルおよびインターフェースとのインタラクションに関する分析
- ● SketchUpモデルのビューポート
- ● 入力されたテキストプロンプト
- ● スタイルプリセットや設定などの状況
- ● AIが生成した画像
Trimble社が収集した情報は、当社の製品機能がどのように使用されているかをより深く理解するために使用されます。これには、製品の改善計画・将来のロードマップ、さらにはユーザーがDiffusionを使用するのに役立つための、学習教材の作成も含まれます。
これらを考慮して、SketchUp Diffusionで使用するモデルおよびテキストプロンプトの入力に注意してください。この種のデータの収集を希望されない場合は、本プラグインを使用しないでください。
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