Revit Importerを使えばSketchUpでのワークフローにおいて柔軟に対応ができます
SketchUpではStudio用のRevit ImporterとSketchUp for Desktopで利用可能なより高度なツールを2023年に発表します。これは各アプリケーション間でネイティブフォーマットでの運用を可能にすることで今までの障壁を取り除くほどの革命と言えます。
2023年に行われるアップデートにより、SketchUpは過去最高の速度・簡易操作・優秀な相互運用性のあるモデリング体験が可能になりました。
Trimbleは業界における2つのコア・ツールであるSketchUpとReviを接続し、Revit Importerの出現でSketchUp Studioサブスクリプションはより強力なツールになりました。コア・ツールの具体的な改善はデスクトップ・アプリケーションのワークフローを向上させます。SketchUp 2023のパワフルなツールで次の業務では是非、傑作を生みだしてください。
この新しいツールのリリースを記念して、2人の新しいスケール・フィギュアであるHeather(ヘザー)とお転婆な猫のLily(リリー)が登場します。
目次
SketchUp Studioで相互運用の向上
Revit Importerの使い方をダウンロードするには、以下のSkill Builderをご覧ください。
※youtube.comで表示する”を選択し、YouTubeを表示させるブラウザで「日本語に翻訳」を選択します。YouTubeで「文字起こしを表示」にしますと、日本語の自動翻訳機能が有効となります。
RevitからSketchUpへの互換で作業時間が何時間短縮できるのか
SketchUp Studioサブスクリプションで利用可能な最新のインポート機能により、RevitモデルをSketchUpデータに正確かつ効率的にインポートができるようになったことでプロジェクトの各段階やチーム構成、関係者間でより良いコラボレーションを実現可能だと考えています。RevitモデルをSketchUpにエクスポートするための様々な方法がありますが、今回リリースされるインポーターを利用すれば最も時間を節約し、データ変換をより正確に行い、より軽量なモデルを作成することにつながります。
最新のインポーターを利用してRevitデータをSketchUpへインポートするとRevitのファミリやレイヤがSketchUpのグループ、コンポーネント、タグにきちんと変換されます。RevitとSketchUp間でモデルの構造を保持することに時間を短縮し、プロジェクトを正確に進行させることが可能です。設計作業のスムーズな進行により本来の設計業務に集中することができます。
Revit Importerを使ったら複雑なモデルでも、インポートのスピードがアップして数日かかっていたワークフローを数時間にまで短縮してくれました。
Carl Goodiel氏、VDCマネージャー
お勧めポイントは?
- Revitを利用しているプロジェクト関係者とのコラボレーションの改善と向上
- モデル構造を保持してインポートができるのでモデルのクリーンアップが簡単
- RevitモデルをSketchUpに移動して新しいアイデアをSketchUp上で検討可能
- インポートされたRevitファイルはSketchUpでの操作が容易になるように自動的に最適化され、ファイルサイズを大幅に削減
- インポート時にRevitのマテリアルカラーや透明度の情報を可能な限り保持してビジュアライゼーションワークフローを高速化
- RevitのレベルをSketchUpの断面平面に変換
Revit Importerをとても気に入っています。時短が実現しただけでなく、変換後のファイルサイズは他の方法でインポートした時よりもはるかに小さくなっています。このインポーターは、私たちのワークフローに欠かせないものとなるでしょう。
Shyam Singh氏、 GLMV アーキテクチャー
TrimbleはRevit ImporterをSketchUpのデスクトップ・アプリケーションのネイティブ機能として採用しました。Studioサブスクリプションのユーザーは2023バージョンにアップデートするとすぐにこの機能を利用することができます。ProサブスクリプションのユーザーはSketchUp 2023にRevit Importerのトライアルをインストールしすることができます。利用に際してはRevitのライセンスは必要ありません。
確認しやすく、つながりのあるワークフロー
最新のStudioのインストーラーを使用するとワークフローや複雑なプロジェクトに役立つ高機能なツールがインストールされます。さらにビジュアライゼーションのためのV-Ray 6と、点群データをインポートできるScan Essentialsが含まれており、どちらのアプリケーションも2022年後半に新機能により機能強化されています。なお、SketchUp StudioはWindowsのみのサブスクリプションです。Scan Essentialsは英語版のみ、V-Ray 6は英語版と中国語版があります。
デスクトップ版向けの新機能活用
SketchUp for Desktopに新規に加わったモデリングとドキュメンテーションの機能や改善はモデリング時間の短縮に大きな貢献をします。反転機能や、LayOutでのDWGファイル管理など、様々な機能を是非活用してください。
反転機能
反転機能の使い方については以下のSkill Builderをご覧ください。
新しい反転ツールでは、事前に結果を確認することで、より正確なモデリングを行うことができます。選択範囲を反転させたい平面をあらかじめ表示しておき、赤、緑、青の平面にカーソルを合わせて、適切な方向を確認し、クリックで反転します。クリックや取り消し作業が少ないということは反転デザインの作成やそのデザインの修正に対してエネルギーを注ぐことができ、操作性にストレスを感じないということなります。モデルを反転させることが、もしかしたらクリエイティブな視点をも反転させることができるかもしれません。
ヒント:プロからのアドバイスでコンポーネントを使ったり反転ツールを利用することで、より効率的なモデリング作業をしたいと思いませんか? 反転ツールを利用中にコピーモードを有効に切り替えれば、選択部分と対象になるようなコピーで作成されます。
LayOutの参照機能を使い倒す
LayOutではインポートしたDWGファイルを参照として管理する機能を追加し相互運用性を高めています。LayOutで参照ファイルを管理するのと同じ手順で行えば、すべてのイメージやテキストファイル、AutoCAD図面に適用できるように拡張されました。
ファイル参照マネージャを使用して外部ファイル参照表示したり、ファイル参照が古くなった場合に通知を受け取ったり、ファイル参照の更新、再リンク、削除を行うことができます。参照ファイルが更新されても、カスタムスタイル編集(線の太さ、スケール、ビューポート位置)はすべてそのまま維持されます。以前に行ったレイアウトやスタイリングの作業を無駄にすることなく、すべての参照ファイルが最新であることを確認しながら作業を進めることが可能になります。
真のrenaissance woman
チーズ作りからアイスクライミング、野良猫の保護まで、ヘザーにできないことはない。さらに、彼女は、SketchUpのシニア・ソフトウェア・エンジニアでもあり、2023年のアップデートにも大きく関わっています。
SketchUp 2023の顔となるスケールフィギアのコンビであるHeather(ヘザー)と彼女の飼い猫のLily (リリー)についてもっと知りたい場合にはこちら(記事は英語)
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