Trimbleの技術で建築プロジェクトを効率化
イノベーターであり、デザイナーでもある、総合建築事務所Design Develop LLCのBob Pineo氏は、20年以上にわたり建築業界で活躍しています。
彼の会社はシャーロッツビルとボルチモアにオフィスを構えています。彼はSketchUpとTrimbleの技術で彼のビジネス運営・成長戦略、大小さまざまなデザインプロジェクトのワークフローを潤沢に推進します。BobをはじめとするDesign Develop LLCチームのメンバーに会社の背景や超効率的なプロセスについて聞いてみました。
デザインディベロップ本社でのBob Pineo氏。
目次
あなたの経歴とSketchUpを使い始めたきっかけを教えてください
私は建築関係の仕事をしていましたが、後半はデザインに携わるようになりました。その頃、お客様にデザインを伝えるためにCADを使って資料を作成していたのですが、多くのお客様が専門的な2Dの図面を理解するのに苦労していることに気づきました。
私がSketchUpとLumionだけに切り替えたのは、クライアントと同じ目線で話をしたかったから、クライアントのイメージの中にある絵に近づくべくSketchUpの3次元を利用することしました。もう15年以上もSketchUpを使っています!
SketchUpは非常に汎用性の高いツールで、私たちのチームはクライアントからの直接のフィードバックをSketchUpで迅速に修正作業を行います。SketchUpを使えば、私の概念的なアイデアをデザインに落とし込み、細部の変更に合わせてそのデザインを更新することができます。非常に流動的で柔軟性があり、私たちの会社が必要としているものです。また、SketchUpは建築家のための「トレーニング」ツールとしても使用しています。私は空間のコンセプトを練り上げ、それを繰り返していくことでより良い建築家になれると信じています。何かをデザインするには、常に何百通りもの方法がありますから、それらの選択肢を探せるようになることは良いトレーニングになります。
一般的な考えとは若干異なりますがSketchUpは単なるプレゼンテーションツールではなく、アイデアを提示する前に空間を理解するためのツールだと思っています。
商用プロジェクトで使われているSketchUp。プロジェクト:サポン&スウィッシャー・デンタル・オフィス
スケッチアップが活躍。プロジェクト:ウィメンズ・センター
会社の概要や、どんなプロジェクトを担当しているのかを教えてください
私たちの会社は多種多様な建築プロジェクトにおいて、1つ、2つの小さなデザイン上の課題を解決することから、より大きなデザインのアイデアや課題をハイレベルなグラフィックで表現することへと変化してきました。その点では私たちは改革者であり、テクノロジーの探求者です。
また、私たちに課せられる仕事は「一般的な」タイプのプロジェクトはありません。私たちは全員が多様な知識を求められます。住宅スペースから工業施設に至るまで、あらゆるタイプのプロジェクトに取り組み、市の承認作業から施工管理まであらゆる段階を担当します。プロジェクトの多様性と創造性を高める方法がたくさんあるので、これを楽しんでいます。
様々なプロジェクトが息づいています。
あなたのチームの特徴は何ですか?
私たちは優れた聞き手だと思います。建築家に仕事を依頼するということは、クライアントはコスト・予算・時間・エネルギーなどすべての面で非常に大きな投資をしているということになります。それゆえ、私たちはそれを尊重し、設計のすべての段階にクラインとを参加させることで彼らが快適に過ごせ、我々の提案を理解してもらえるようにしています。私たちはシャーロッツビルとボルチモアにオフィスを構えていますが、これらの指針は、小さな町の市場でも、地域に根ざした大規模なサービス会社でも成功を収めることができます。
最終的なビルドを成功させるための詳細なコミュニケーション。
右にスワイプすると、SketchUpでのビフォアイメージが表示されます。
プロジェクト:アイビー・プロパー
一気通貫でのワークフローを教えてください
前述したように、私たちのプロジェクトはすべて異なるので、何をしているかによって違います。あくまでもガイドラインとして、私たちのプロセスをご紹介します。
まず、クライアントと一緒にスケジュール、予算、デザインの要件を決めることから始めます。プロジェクトをよく理解した上で、現場に行ってTrimble X7でスキャンし、そのデータをScan EssentialsでSketchUpに取り込みます。これは私たちのプロセスの中でもかなり新しい部分で、時間とコストの節約になっています。以前は、この作業を第三者の測量業者に依頼していましたが、ファイルやデータをタイムリーに入手することができず、いつも問題が発生していました。今では、この作業をすべて社内で行っています。さらに、このサービスを他の企業に販売することでビジネスを拡大しています。
点群データを利用して完成の状態を表現する
点群データを取り込んだ後は、コンセプトデザインの段階に移ります。クライアントの要望をもとに、SketchUpとLumionの両方を使って様々なデザインの選択肢を考えます。これは流動的なプロセスで、クライアントのニーズに合ったデザインになるようにクライアントと協力して進めていきます。クライアントにとっては3Dで見ることができると、そのコンセプトによく理解でき楽しみしてくれます。その空間に身を置く自分の姿を思い浮かべ、ワクワクしてくるのです。
デザインの詳細が決まると、予算内で収まるように各パーツの価格を確認して設定します。それから、いよいよ施工段階に入ります。設計図をLayOutにエクスポートして施工図を作成します。
“多くの場合、LayOutドキュメントは間違いの余地がなく、設計の「聖杯」となります。施工に関わる誰もがそれを参照します。”
LayOutのドキュメントで詳細を知る
Trimble製品群を使うことで得られるメリットは何ですか?
Trimble製品を組み合わせることで、私たちの会社は飛躍的に成長しました。私たちはSketchUp、Trimble X7、Scan Essentialsを使用しています。私たちはただ機材やアプリケーションを利用するだけではありません。ワークフローを効率化し、ビジネスを成長させるためのテクノロジーとして使うのです。この技術を取り入れることは非常に簡単で、修正作業が非効率になることはありませんでした。
“私たちがテクノロジーや新しいツールを探す際には無理をせずプロジェクトに合わせて柔軟に対応できるものであること。これらの製品に柔軟性があり、手頃な価格で実用的であり我々のチーム全員が効率的に仕事をこなすのに役立ちますものであることをモットーとしています。”
結局のところ、私たちはイノベーターとして知られているので、プロジェクトのスピードについていくためのテクノロジーが必要なのです。
SketchUpで革新的な技術を使う:Scan Essentials
あなたとあなたのチームの次の展開は?
Trimble RealWorksやCloudEngineなどのTrimble製品をさらに統合したいと考えています。Trimble製品を使用する過程でスタッフや業務内容に多くの成長が見られたので、これがどこまでできるかを見てみたいのです。かなり私にとってはエキサイティングな時間です。いつものように、私たちはSketchupとTrimbleのスタッフに、彼らが提供するすべての素晴らしい製品とサービスに感謝しています。私たちは、これからもずっとこのファミリーの一員であり続けるでしょう。
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