SketchUp Pro2020 アップデートのお知らせ

利用中のユーザーからのフィードバックを基にSketchUpの機能をアップデートしました。

SketchUp Proを刷新

シーンパネル

シーンの作成の際に表示/非表示オブジェクトの機能を使ってオブジェクトの可視または非可視の切り替えができるようになったのはご存知かと思います。これが更に機能アップしました。
非表示オブジェクト、隠しジオメトリの表示および非表示をシーンに反映させることが可能になっています。シーンのプロパティに新たに加えられた項目により非表示のオブジェクトの表示状態を選択/保存できます。これにより、シーンごとの可視性コントロールが向上します。


断面平面とシーン

アップデートされたSketchUpではシーン毎に断面平面の表示を保存できます。断面平面が自動でグループ化されるようになったことで、オブジェクトのように動作可能です。
これまでは断面平面をグループやコンポーネント内ではなく、最上位に配置している場合のみにシーンで表示・非表示の状態を保存することができていましたが、アップデートされたV2020.1では断面平面をコンポーネントやグループの内部に配置している場合でも、その断面平面の表示・非表示をシーンに保存することができるようになりました。


非表示のオブジェクトが編集可能に

目に見えない、いわゆる非表示のオブジェクトを編集可能なんて記載すると超能力のように聞こえるかもしれませんが、それがSketchUp Proの新機能の1つです。
アウトライン表示で非表示のオブジェクトを選択すると、メッシュ表現で表示されます。
このQuick Win(YouTubeが開きます。動画は英語で構成されています)をチェックして、その方法を確認してください。



補足事項
アウトライン表示ウィンドウを開いてSketchUpで編集作業をすると動作が遅いと感じることがあると思います。SketchUp 2020.1には、ワークフローを高速化するためのいくつかのパフォーマンス改善が含まれています。


グリップの改善

[移動ツール]と同様に[回転ツール]でも使用に際してオブジェクトのバウンディングボックスの要所にスナップが可能になりました。– これにより各ツールを切り替えながらより直感的なモデリングが可能になります。

これらのグリップの使用に関して改善点を確認したい場合には Quick Win (YouTubeが開きます。動画は英語で構成されています)が便利です。


空のオブジェクト

少し想像してください・・新しいテーブルデザインをSketchUpで作成して、さらに机上にランプのモデルを(サッと)作成する。ランプはなるべく実際に近くモデリングすることで3Dモデル全体に臨場感を出す—という感じで仕事に没頭しているとランプとテーブルを別々にグループ化するのを忘れていました。グループ化やコンポーネントにしないとモデル全てがくっつく現象が起きるのはご存知だと思います。このことが今後の編集作業をする上でより多くの時間を要する原因になります。

問題解決?

SketchUp内のスペースで右クリックしてグループまたはコンポーネントを作成できるようになりました。今までは作成したオブジェクトをトリプルクリックするか選択してからグループ化またはコンポーネントにしていました。
あらかじめグループやコンポーネントを作成することでオブジェクトのグループ化またはコンポーネント化を失念しなくてすみます。

追加されたボーナス機能

先に説明した方法でコンポーネントを作成すると、最初に「コンポーネントを作成」ウィンドウが開きます。つまりオブジェクトのドローイングを開始する前にコンポーネント名などの設定ができるようになっています。

この機能に関してはQuick Win (YouTubeが開きます。動画は英語で構成されています)で紹介動画がご覧いただけます。

LayOutのパフォーマンス向上

今回のリリースではLayOutの選択機能の改善が行われました。

選択ツールの改善

以前のバージョンで選択ツールでオブジェクトを選択しようとすると、オブジェクトが移動してしまうという意図しない現象が起きていました。V2020.1では選択ツールが改善されて、クリック&ドラッグしてウィンドウ選択した際に(今までの様に)オブジェクトが移動することがなくなりました。

「では、オブジェクトの移動方法は?」
—当該のエンティティ(オブジェクト)を選択して移動します。オブジェクトのバウンディングボックスではなく、オブジェクトを直にクリックすると移動が可能になります。



2020.1のすべての機能はM&S期間中のクラシックライセンスユーザー、およびSketchUp ProおよびSketchUp Studioサブスクリプションユーザーが利用できます。 今すぐアップグレードして新機能をご利用ください。
プログラムは評価版ダウンロードページからダウンロード可能です。

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