3Dプリンター活用時に必要な3Dデータの入手方法とは?おすすめサイトや活用事例も紹介

3Dプリンター活用時に必要な3Dデータの入手方法とは

3Dプリンターを利用するには、3Dデータが必要です。しかし、3Dデータの作成は初心者にとって難しいものです。
そんな方のために、本記事では3Dプリンターの導入に必要なものから、3Dデータをダウンロードできるサイトや活用例を解説します。

3Dモデリングソフト SketchUpProのサブスク詳細ページへの誘導バナー

3Dプリンターの導入に必要なもの

まず、3Dプリンターを導入する際に必要なものを見ていきましょう。3Dプリンターを利用するためには、以下のものが必要です。

  • ・3Dデータの作成や3Dプリントができるソフト
  • ・実際に造形物や制作物、作品を出力するための機材
  • ・3Dプリンターで使用するフィラメントや樹脂などの材料

加えて、造形物からサポート材と呼ばれる余分な部分を取り除く装置や、3Dプリンターを安定して稼働させるためのUPS(無停電装置)などが含まれる付帯設備も必要です。

3Dプリンターのデータはどうやって作成する?

一般的な紙のプリンターでも、文章や図のデータがないと紙に印刷できません。3Dプリンターも同様で、3Dプリンターを動かすには造形したい物の3Dデータが必要になります。

3Dプリンターのデータ作成方法について詳しくは「3Dプリンターのデータを作成!5つの方法や造形手順、ファイル形式について解説」で解説しています。

3Dデータを入手できるサイト4選

ここでは、3Dデータを入手できるサイトを4つ紹介します。

3Dモデラボ

3Dモデラボは、3Dデータのダウンロードや作成した3Dモデルデータ作品の共有ができるサイトです。サイト内で公開されている3Dモデルデータは誰でも無料で閲覧とダウンロードができます。

作品データは実用品やキャラクター、加工素材などカテゴリ分けされているため、目的に合わせてデータを簡単に見つけやすいです。

また、サイト内に希望条件に合う3Dデータがない場合は、リクエストボードに投稿すると、欲しい3Dデータを作ってくれるユーザーとつながることも可能です。

pinshape

pinshapeは、3Dデータ共有サイトです。ダウンロードは一部有料のものもありますが、無料でできる3Dデータも多数あります。
コミュニティ機能では、ユーザー同士で作品を評価し合い、コメントを通じてフィードバックを得られるため、デザインの改善や新たなアイデアの発見にも役立ちます。

cgtrader

cgtraderは、900万人以上のユーザーが利用する3Dデータ共有サイトです。pinshapeと同様に、有料データと無料のデータがあります。検索条件を「無料」で絞り込むと、無料の3Dデータが表示される仕組みです。
cgtraderは検索機能が充実しているため、カテゴリやファイル形式、価格など詳細な検索条件を指定できる点が特徴です。

Thingiverse

Thingiverseは、3Dデータを提供している大規模なサイトです。技術の専門知識や経験に関係なく、初心者からプロフェッショナルまで誰もが3Dデータを共有したりリミックス、いわゆる複数の3Dデータを合わせてオリジナルのデータとして利用したりできます。
3Dデータの種類が豊富にあるため、参考にしたいデータを見つけられるでしょう。

3Dデータ活用例を業界別に紹介

ここでは、3Dデータを活用している業界を紹介します。

建設・土木業

建設や土木業では、設計のビジュアル化や施工管理などで3Dデータを活用しています。
具体的には、建物の3Dデータを作成し、完成イメージを現場スタッフやクライアントへ共有します。また複雑な構造物であれば、施工手順のシミュレーションをおこない、昨今では4Dと呼ばれる時間軸を含めた進行管理を立てることも可能です。

製造業

製造業では、製品設計から部品の製造などにおいて3Dデータが活用されています。例えば、3Dデータを利用して製品設計を行い、完成した試作品を3Dプリンターで出力し、その試作品の評価や改良を重ねていきます。
3Dプリンターを使うことで、製品や部品の生産性向上や設計段階でのミスを防ぐ・減るなどのメリットがあります。

医療

医療分野においては、手術計画や医療器具の制作などで3Dデータが活用されています。患者のCTスキャンデータから臓器などの3Dデータを作成することで、手術計画に役立てられます。また、患者の体型に合わせた医療器具を制作することもあります。

3Dデータを作成するならSketchUpもおすすめ

3Dデータを作成するのにおすすめのソフトの1つには「SketchUp」があります。SketchUpは、直感的な操作と初心者でも扱いやすいインターフェースを持つ3Dモデリングソフトであり、建築やインテリアデザインの分野を中心に、利用されています。

SketchUpには豊富なライブラリがあり、ユーザーが作成したモデルを共有できる「3D Warehouse」では、さまざまなデザインをダウンロードできます。また、プラグインを活用することで、機能を拡張して自分のニーズに合わせたカスタマイズも可能です。

特に、建築やインテリアデザインなどで3Dプリンターを活用するためのデータ作成において、SketchUpは非常に頼りになるツールと言えるでしょう。

SketchUp入門ガイドブック ホワイトペーパーへの誘導バナー

まとめ

3Dプリンターを活用するには、3Dデータの入手が不可欠です。3Dデータは、さまざまなサイトからダウンロードできるため、それを参考にしてみるといいでしょう。
今後、特に建設業や製造業において3Dデータを作成する際には、SketchUpなどのツールを活用することで、よりスムーズにデータの作成ができるようになります。SketchUpに関する情報は、以下よりご確認ください。

3Dモデリングソフト SketchUpProのサブスク詳細ページへの誘導バナー

ブログ記事に戻る