SketchUp 2020の新しいアップデート


1月にSketchUp2020をリリースして、4月には更なる強化がされて、8月にこのようなアップデートのリリース発表ができることを喜ばしく思います。
今回の機能強化は長年に渡るユーザーからのリクエストの実現に重きをおいています。
それでは詳細をご覧ください。

SketchUpの線ツールの推定機能の切り替え

SketchUpの推定機能にはあらゆる形とサイズがあります。
最も利用されているものは赤/緑/青の軸にスナップまたはロックできる推定機能です。推定機能は便利なことの方が多いですが時には邪魔になることもあります。 たとえば、非常に小さなスペースで作業している場合や画像をトレースしている場合は、この機能が邪魔にならないようにオフにすることが有効です。
これらのリクエストにお応えするためにLineツールには修飾キー[Winでは(Alt)、Macでは(cmd)]を使って推定機能のオンとオフを切り替えることができるようになりました。
スナップがされないことで自由に線を描くことができます。 すべての推定機能をオフにするか、または平行および垂直の推定機能のみオンのままにすることができます。 もちろん、矢印キーを使用して特定の推定(赤、緑、青、マゼンタ)に保持することもできます。

SketchUpの結合エッジ

SketchUpのネイティブツールに「エッジの結合」機能を追加しました。
今までのように拡張機能をインストールしなくてもエッジと円弧を単一のポリラインに結合できます。
今までにウェルドエクステンションを使用したことがない場合には、まずプッシュ/プルを適用するすべての面のエッジの結合をしてください。スムーズにプッシュ/プルができます。 操作は結合するエッジを選択し、右クリックして[結合エッジ]を選択するだけです。

LayOutのタグでラインの幅、色、パターンを制御

長年にわたり、TrimbleチームではLayOutユーザーがSketchUpモデルをいくつか利用して2D図面を作成する方法を研究していました。 今までは複数のビューポートを重ねて利用することで線種や線の色の表現を行っていました。これらの一連の作業はマシンやLayOutの動作に影響を与えていた可能性を否定できません。以下の機能のアップデートによりユーザーが軽快にLayOutを使えるようになったと確信できたのは最も大きな喜びです。

LayOutでSketchUpタグの線のスタイルを制御できるようになりました。 これらの機能が導入される前は、複数の線種を用いて平面図ビューをレンダリングすることは、ジオメトリを非表示にし、さまざまなシーンを作成し、複数のSketchUpモデルを配置することを意味していました。 これらの一連の作業がタグの割り当てとスタイル設定により、1つのビューポートでエッジの幅、色、ダッシュパターン、ダッシュスケールを調整できるようになりました。


建築図面、製造図面、詳細図、一般的なイラストの線種の制御が必要なモデルケースがあれば、利用した印象をお聞かせください。更に可能であればあなたの作品をみせてください。 ハッシュタグ#LearnLayOutを使用してSketchUpとLayOutで作成した(または作成したい)図面の例を共有できます。

大きなLayOutドキュメントでのスムーズな操作

優れたLayOutドキュメントには、ビューポート、画像、ベクターグラフィック、ラベルの配置がかなり多いことが見受けられます。
ページが複雑になりドキュメントが長くなると選択の操作が遅くなります。 大きなファイルを高速化するために、移動、コピー、スケール操作に改善が加わりました。最新のバージョンではLayOutで選択範囲を操作するときにリアルタイムで描画するのではなく、変換をプレビューします。 移動、コピー、またはスケール操作を完了すると、LayOutは動作を再描画します。 これは些細な変更ですがLayOutに新しい感覚と効率をもたらします。



アップデートを今すぐお試しください。(評価版ダウンロードページへリンクします。)

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